先日のブログでHDDのトラブルの話からメモリーの話に
いきなり移ってしまいましたので、もう少し追加します。
HDDのトラブルと搭載メモリーの容量とは、理論的には
繋がりはないかもしれません。
しかし、物理的にみていくと関係ないとは断言できないのです。
なぜか・・・・・・少し解説します。
PCの動きが速いとか遅いとかは一体何が原因でそうなっているか。
まず一番にあげられるのはCPU(中央演算処理装置)の処理速度の速さです。
CPUは人間に例えれば脳の部分にあたります。
人間には得意、不得意があり、得意分野では頭の回転が高速に働き
高精度に速い仕事ができますよね。
コンピュータ部品であるCPUは一般的に高価な物ほど処理能力が高いのです。
が、いくらCPU単体の処理能力が高くても、それをこなす作業スペースが狭いと
実際の作業速度は速くなりません。
人間も速く正確に作業するには必ずそれなりの机(スペース)が必要になるはずです。
書類関係だって重ねているより並べている方が作業効率は上がるでしょう。
コンピュータでは、この机の部分がメモリーにあたるのです。
メモリーはPCによって最大搭載容量が違いますが
多いほうが処理速度が上がり、より快適に利用できます。
しかし、メモリーの搭載量が処理する内容に対して少ない場合は
どうなるかと言いますと
この作業スペースをハードディスク上に作ってしまうのです。
ハードディスクはメモリーに比べると処理速度も遅いので
大変時間がかかってしまうのです。
WindowsXPだと搭載メモリーの1.5倍の容量が仮想メモリとして
ハードディスク上に設けられる設定になっていると思います。(標準値で)
最大限にメモリーを搭載しているPCであれば、機種によっては
仮想メモリを使用しなくてもいいと思います。
ここで、最初のハードディスクのトラブルのところへ戻るのですが
メモリー搭載量の少ないPCは、起動時もそうですが
何かプログラムを実行している時も、常にハードディスクがカリカリ音がして
カリカリ音がしないで作業が進んでいる時が少ない事に気が付くと思います。
そうです!ほとんどハードディスク上でやっちゃってるんですね。
だから全てに時間がかかってしまうし、ハードディスクもガンガン温度上昇し
高熱のまま耐えて頑張っているんです。
少しでも長く、今のPCと付き合っていきたいならメモリーの増設は必須なのです。