今日は朝から雨が降っているのでサポートは
車で回る予定です。
毎朝読んでいた「項羽と劉邦」を読み終わったので
今はアンディ・マクナブのミステリー小説「解放の日」を
読んでいます。
元・英国秘密情報部工作員のニックが極秘潜入作戦を遂行する
ハラハラ、ドキドキする内容です。
月に3冊以上は読みたいので、次に読む本はいつも買っておくのですが、
待ちきれず3冊を同時進行で読んだりしている時がありますね(^O^)
現在、当社の仕事内容で一番依頼が多いのが、パソコン本体の
ハードウェアに関するトラブル。(異音・導通不良・オーバーヒート)
二番目がWindowsVista搭載にWindowsXPをクリーンインストールする作業。
三番目が起動不良
今日はPC内部から聞こえてくる異音についてお話したいと思います。
サポート依頼を受けてお伺いし、「ちょっと見てもらえますか?」と
お客様がPCの電源ボタンを押した瞬間に分かるヤバーい音。
これがハードディスクからの音なのか、冷却ファンからの音なのかは
直ぐに判断できます。
パソコン内部の部品で回転軸の使われているものといえば!!!
ノートPCの場合だと、HDDか冷却ファンかドライブ。
デスクトップPCの場合だと、HDDか冷却ファン(複数)かドライブ、それから
一番大切な電源。
異音がHDDからであるならば、出来るだけ早くデータのバックアップを取り
HDDの交換をした方がいいのですが、この異音への対処が遅れると
PCも起動できず、データも読み取れなくなったりします。
冷却ファンについては、ノートもデスクトップも放熱のために
なくてはならない物です。このファンからの異音は、そのほとんどが
回転軸中央のベアリングからの音です。
ベアリングも消耗品ですが、それを回すモーターも同じで、
PCの使い方で消耗の度合が大きく違ってきます。
ベアリング部品単体でのお話をしますと、
一日の内、何回もPCの電源を入れたり切ったりしている方と
朝に電源入れたら夜まで電源は切らない方とでは、その消耗の度合に
大きく差が出てきます。
普通に考えると、長時間電源入れたままで使っている方が
ベアリングの消耗は激しい様に思われがちですが、一概に
そうとは言い切れません。
そこには、金属の膨張と摩擦、それから慣性力など色々な原理が
組み合わさって働いているからです。
ベアリングは金属で出来ていますので、摩擦熱で膨張します。
それが、一旦膨張すると ある程度のクリアランスを保持したまま
回転し続け、スピード調整しています。
ベアリングに関して言えば、電源入れたまま使っている場合の方が
比較的消耗が少なくて済む場合があります。
一方、電源を入れたり切ったりする回数が多い場合にはどうかと言うと
ベアリングの膨張と収縮の回数が多くなるわけですから摩擦による
消耗で、ガタ付きや焼き付きの確立が高くなってきます。
ファンに問題が発生した時には、起動時の電源投入で一度ファンの
回転速度が上がる際に異音を発しますので気が付くと思います。
早めに対処しておかないと、オーバーヒート等の問題で連鎖的に他の部品も
損傷する恐れがあります。
全てがそうとは言い切れませんが、当社のサポートでお預かりするPCの
トラブルで数々発見してきた内容です。
修理すれば直せる部分もありますが、そうなるまで異音に気が付かれた方は
お使いのPCメーカーのサポート窓口に連絡するか、
当社にお問い合わせいただければ対応いたしますので、よろしくお願いします。